犬を愛する人にとって、愛犬は大切な家族です。
外耳炎は犬の耳の病気のひとつで、外耳道にたまった耳あかに細菌や酵母が繁殖して起こります。
外耳炎の原因は耳掃除のときに耳道を傷つけたり、シャンプーしたときや水遊びしたときに耳道内に水が入り細菌が繁殖するこです。
耳掃除も大切ですが丁寧かつ慎重に。シャワーのときは耳に水が入らないように。
外耳炎になって病院にいくと二種類の薬をくれます。薬をいれて揉んであげると、犬が頭をぶるっとします。そのあと拭いてあげてまた違う薬を入れて同じようにします。週に2回くらい定期的に行えばいつの間にか掻かなくなり治っています。でも体質もあり、またすぐに症状が出る犬もいます。
愛犬が耳をしきりに掻きだしたらすぐに病院へ。ずっと掻いていると血がでてきます。余計に耳に傷がいきますので早期発見し、早期治療を。すぐ治る病気です。
爪もちゃんと月に一度切っておくことです。伸びていると掻いたときに傷つけてしまいます。
ミニチュアダックスフンドに限らずに耳が垂れている犬がなりやすい病気です。
妊娠している犬は外耳炎になっても薬をいれて治療ができません。出産して授乳が終わってからの治療となります。
雌を飼っていると子宮の病気があります。
支給の病気には、子宮蓄膿症というものがあります。
ミニチュアダックスに限らず中高齢の犬に多くみられます。
ホルモンのバランスが崩れて卵巣機能が衰え、そこへ発情期がきて子宮内に細菌が入り子宮内膜炎を起こし、子宮の中に膿がたまる病気です。
症状としては食欲がなくなる。水をよく飲んでは吐く。おしっこの量が増える。熱がでる。膿が出る。悪化すれば嘔吐したり、元気がなくなったり下痢をしたり、お腹が膨らんできたり。
膿が出てくることや、子宮が破裂することも。
子宮が破裂したことによって菌が広がり腹膜炎を起こしたりします。その場合は卵巣と子宮の摘出手術をしなければなりません。
放置しておくと、子宮内膜炎から子宮蓄膿症になり、大腸菌などが出す毒素が体中にまわり腎炎、肺水腫、腎不全などで一命を落とす場合もあります。
この病気を防ぐには早期の避妊手術。避妊手術をすれば子宮の病気になることはありません。
なった場合は抗生剤や注射という治療がありますが再発する場合もあります。子宮と卵巣の摘出手術が一番望ましいのです。
だから、不安な症状があれば早急に病院へ。
早期の発見がとても大切です。
狂犬病は日本では1957年以降発症していません。
しかしアジアでの発症率が一番高く、感染病のひとつです。
狂犬病に感染している犬に噛まれたりすると唾液の中のウィルスがその噛まれたところから侵入し感染します。やがて中枢神経に作用して全身が麻痺し、性格を破壊します。
この病気は人間を含めてすべての哺乳動物は感染します。感染すると死に至ります。人から人への感染は今のところは報告がありません。
感染から発症まではおよそ1~2ヶ月。
症状としてはよだれを垂らして誰にでも噛み付くようになります。あとは発熱、頭痛、倦怠感、食欲がなくなる、吐いたり、空咳をしたりする。噛まれたとこの傷の場所の周辺の知覚症状がでたり脳炎症状がでると運動過多、興奮したり、幻覚をみたり、水を怖がったりする。最終的には昏睡状態から呼吸がとまって死に至ります。
予防法としては、1年に1回法律で予防接種が義務づけられています。
その予防接種はだいたい毎年春に各病院と各地区の関係機関によって集団接種が行われています。私のところは病院か住民センターで実施しています。
私はいつも病院で実施していますが、初めて狂犬病の予防接種を受けるときは飼犬登録も一緒にすると思います。自分の可愛い愛犬ですから是非飼犬登録してください。
予防接種は愛犬の体調が良いときにすることをお勧めします。
もし万が一狂犬病にかかっている犬に噛まれた場合は石鹸などで水洗いし、病院へ。
狂犬病ワクチンと抗狂犬病ガンマグロブリンの注射を打つ必要があります。
狂犬病は一度発症すると治療法はありません。だから、早めのワクチン接種をすることが大事です。
フィラリア症は春から夏にかけてなりやすい感染症です。
フィラリア症とは感染犬の血を吸った蚊がほかの犬をさしたときに病原虫がその犬に移り、成虫となって心臓や肺動脈に寄生する病気です。
症状としては血尿、頑固な咳、鼻汁、結膜炎、腹水がたまる。血の流れが悪くなり、心臓などを侵されて死ぬことも。
予防法としては夏を迎える前に獣医さんに診察してもらい、蚊が出る前から蚊がいなくなるまで予防薬を飲むこと。だいたい4月中旬から11月まで飲むのが一般的です。
体重で薬の量が違いますから、まず体重測定し、そのあと感染していないか血液検査。その後予防薬をもらって毎月飲ませる。
なによりも、蚊を近づけさせないことが一番大事です。
屋外飼育の場合は蚊取り線香をたいたり小屋に網戸をつけたりと工夫することが。
屋内の場合も蚊取り線香は必需品です。
獣医さんにもよりますが、妊婦犬はフィラリア症の薬が飲めない場合もあります。出産してからも母乳をあげている間はやらないようにと。
2001年より予防注射が使用できるようになりました。
生後6ヶ月からでき、妊婦犬も大丈夫。ただ副作用などがあるので獣医さんとどちらがいいのか相談すること。
注射は打ってから6ヶ月間予防できる長期持続性予防剤です。
本当に死に至る病気なので愛犬のためにも早めに薬を貰って期間を長めに服用させてあげて下さい。
年中飲ませることもできますのでその場合は獣医さんと相談してください。
毎年必ず薬を飲ませることが一番の予防方法です。
ホコリやまつげなどの異物が眼に入り、角膜を傷つけて炎症を起こす病気を角膜炎といいます。
アレルギーでなる場合もあります。犬同士の喧嘩でもなる場合もあります。
症状としては涙を流す、まぶしそうにする。角膜がにごってきて瞳孔が見えなくなる。濁りが盛り上がるようになって血管が浮き出てくる。眼をこする、痛がる、白くにごる、目やにがでる。眼を閉じたままにする。床に顔をこすり付ける。まぶたの開閉がいつもより多い。まぶたの周りが赤く腫れる。
予防法は、眼にかかる毛を短く切ったり、抜いたりすること。シャンプーの時は眼に入らないようにすること。
治療法は点眼と治療薬。この方法は早期発見の場合に限ります。
悪化してくると表面がぼこぼこになり手術になります。眼を痛がる場合はエリザベスカラーをして眼をこすらないようにしましょう。
かかりやすい犬種としては、シーズー、ミニチュアダックス、チワワ、シュナウザー、ブルドッグ、ペキニーズ、パグなど、わりに目が飛びでてる犬種です。
手遅れになると角膜に穴が開いて、中身が飛び出してくることがありますので、とにかく早めの発見と治療が大事です。